DIRGE of CERBERUS      
Second Impressions   


※超・ネタバレ注意報!!
 まだDC未プレイ&未クリアの方は、ご覧にならないで下さい。楽しみが半減します。





















クリアしましたね?




 ラスボス宝条だと思ったよ!!(←いきな り)
 いや、正確にはオメガなんだけどね。だってあの社長だのこのタークスだの、死んだと思ってた連中が軒並み生きてるんだもん。きっと奴も生きてるんだろう と思った。
 それにしても、声がよくない!!いや、演技次第では合わないこともないんだけど、あの宝条は違う!!監督へ思いきりブーイングしたい!!…この際命名し てしまおう。名付けて――やりすぎ宝 条。

 DCはこの手のやりすぎが目に付くのが玉に傷。ACのコメンタリーで野村氏が「現場から出るアイデアを活かしつつ、やりすぎと思う部分は止めた」という ようなことを仰っていて(←思わず敬語)、そうかなるほど、悪ノリってこ ういうことか、と納得。宝条の演技が変わるだけで、もっと深みのある雰囲気の作品になれたのに、残念で す。

 それはともかく、リーブさんがイイ。声もイイ。演技もイイ。ケット・ シー、最高!!
 ケット・シーをプレイできたのもすっごく楽しかった。すぐ見つかって、そりゃあ何度も(最低5回は)やり直したけれど、ドラム缶転がす所とか、なんか “7”らしくて良かった。気になっているのが、シエラ号で話し掛けた時、最初「どもっ、5号です」と言ってたのが、次にプレイした時は「6号」になってたこと!!プレイ回数で変わるのか?それともケット・ シーでゲームオーバーすると変わるのか(リスタートはしたけどオーバーした記憶なし)?何号まで存在するんだ?
 どうでもいいことと言えばいいんだけど、気になるよ。思わずオリジナル“7”の時からのケット・シー乗換え回数を数えてしまった。
 しかしリーブはマジシャンだ。服装もそれっぽい(笑)。結局本当の本体だったのはいつですか?シエラ号に乗ってた彼も、後の流れを考えると怪し いよねぇ。ケット・シーが最初に着こんでいたリーブの、転がった後の顔が楽しい。ヘノヘノモヘジ?おふざけでも、ああいうのは楽しいです。

 うれしいなぁと思ったのが、ヴィンセントとユフィの関係。AC『REMINISCENCE』での愉快な伝言(←これがまた大好き!!)から、とりあえず ユフィはヴィンセントが溜息吐くくらいしょっちゅう電話かけてるのかな、と。…AC製作を知るより以前、私的に書いたFFZの続編では、ヴィンセントの パートナーがユフィだったんです。「おおっ、やっぱりヴィンセントに似合うのはユ フィですか?!」とうれしくなりました。

 イベントシーンのユフィが死んだ魚のような目をしているのはかなり 気に入らないけど、ムービーシーンは 最っ高ですね!!かわい〜vvv特にラスト!!エンディング テーマの始まる時の彼女のセリフと表情が、もう愛しくて(m^_^m)。エアリスの坂本真綾さん、ティファの伊藤歩さんも私的にはすんごいジャストフィッ ト!!と思うのですが、かかずゆみさんの声がまた本当にぴったり(難 を言えば、DCのティファはちょっと演技がイケテナイと感じましたが…)。

 ヴィンセントとユフィの関係については、まだまだ語りたい!
 「ユフィ登場!」のシーンは、プレイとは別にこれまた5回くらい見ました。最初字幕を消していて、次に見たら「“頭”は大丈夫か」…って、そうか、そう 言う意味か(^_^;)。ヴィンセント、あんたに言われたくないって。でも、その後の「ありがとう」にはハートを撃ち抜かれました。ユフィじゃなくても慌 てるわ。なんっていい声してるんだヴィンセント…vvvユフィも、本当に「ニブルヘイムを調査してたら 〜」なのか、リーブが情報流して依頼したか…あのリーブはかなり食わせ者ですから、色々勘繰っちゃいますね。最後ユフィの「世話が焼ける」というセリフか らは、彼女、ヴィンセントが心配で追かけてたのかなぁ…とか。

 ヴィンセントの気持ちも、考えるほどに楽しいですね。何しろ、後光ぴかーっで助けちゃいますから!!
 あのシーンに「うそだろっ?!」と 叫 ばなかった、思わなかった人は、いないんじゃあるまいか(笑)。さらにあの後光も、その前の「ユフィ再々登場!」とリンクしてますよね。それからよく見る と、ヴィンセントをネロの闇から助けるルクレツィアの声にも、同じ色の光が使われている。…って、ことは――あの光が象徴するものって…。とか考えると、 楽しい楽しい。
 登場回数からも、ルクさんとダブっちゃう所からも、ほとんどシェルクがヒロインのような扱いですが、いやいや、ネロの闇から助けるシーンから考えると、ヴィンセントの温度差が違うって思うのは私だけ?

 でも、シェルクもかわいいですね。シャルアも好き。二人のシーンは、何度見ても、涙。つい北朝鮮の拉致被害者の方を思い出してしまいます。胸に迫るもの があります。シャルアが、シェルクのことを「私の命」と呼ぶ言葉は、深いと思います。

 エンディングテーマ・ムービーのラスト。墜落したシエラ号のそばで、静かに眠るシャルアの横顔が、とても美しい。DCは、彼女の物語でもあったのだ、と 感じます。――助けられて、よかったよね。

 それにしたってシャルアの服装はあれ、どーなんですか?! 何度見ても 思うのは…寒いよ!!です。エッジなんて さ、息白いんだよ?ヴィンセントでさえ寒そうなんだよ!!それにハ イヒールは動きにくいって!!(青いし)一度履いてみりゃいいんだ全く。ルクさんの衣装と合わせて、おーい、野村さーん?と肩を 叩きたい。イケテナイですよ、ええ。イベントムービーの色が悪いんだまた!ちょーっとどうにかしてっ!と思います。

 でも、服と言えばヴィンセントの親父さんには笑った。
 TOKIMONさんのサイト に、「あの服のセンスは遺伝か!!」と書かれていましたが、全く同感。あれぞまさに、伝説のヴィンセント初期設定“オカルト 研究家”ではないかッ?!
 声が中田譲治で、ヴァイスとダブルキャストって知らないから、結構ラスト近くまで、最後親子対決になるのかと思ってました。そ れにしてもジョージさん…貴方の仕事選ばないっぷりが好きです。今後もどんどんマニアックな作品へご出演下さい。「巌窟王」「戦闘妖精雪風」さらに「三千 世界の鴉を殺し」ドラマCDと、何だか最 近ご縁が深いせいか、中田ヴォイスがないと物足りない気分に…。いやマジで。

 結局、ルクレツィアはヴィンセント父が好きだったんだよね?んでもっ て、段々とヴィンのことも好きになるにつれ、罪悪感も深くなって…に、してもあの宝条は選択肢としてありえないっ て!!(←やっぱりそこか?)。でもなんか、宝条も気の毒だった。最初は本当に、ルクさんのこと好きだったんじゃないかな。で、自分の奥さん が、自分以外の人が好きって分かったら、嫉妬でああ言いたくもなるよね。でもあの宝条はありえないと思うけど!!(← しつこいって)
 「とっくに壊れちゃった」の一言は、痛かった。

 でもって、セフィロスは完全母親似ですねっ!!ジェノバ顔とも言えそうだが。錯乱したルクレツィアの叫び を、英雄にも聞かせてあげたかった…。涙声の「会わせてよぉ!!」には、私も泣きそうになった。セフィロス、あんた愛されてたんだよ…。

 うおー、切ない。

 私的FFZ続編を書き始めた動機というのが、全くセフィロスの魂をどうにか救ってあげたいという気持ちからでした。ACとかと整合性がなくなってき ちゃったので、筆を止めましたが、そのラストでは、きっとどこかに存在する「人間セフィロス」を、あちらからルクさんに呼んでもらうしかない、と考えてい ました。
 ベビー・セフィロス。いつも描くのに悩む、セフィロスの少年時代。ディープ・グラウンド育ちなら納得できるのよね。

 さて、セフィロスに関して語り始めると切りがないのでストップ。

 どうも語りきれなくなってきたぞ。これは…Third Impressionsを書くしかなさそうだ。

 最後に。一方的で思い込みの激しい彼女って、まんまユフィさんのことだと思いました。二順目に見た時は、 素直にルクさんなのかな?とも思いましたが、どーもそのへん、エンディング・ムービーがさ、思わせぶりなんだよね。
 「伝えて下さい、彼女に。貴方の思いを」って言う前、セブンスヘブンにユフィさん が来るでしょ。な〜んか、あの映し方がいかにもね。
 「まったく、世話が焼けるなぁ」って、思いっきり心配してるユフィ。かわいいぞ!

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