洋画名作

Elephant Man ◇ エレファント・マン

 制作二五周年だとかで、デジタル・リマスター版を観ました。その昔、テレビで後半チョコッと観た記憶があ り、それだけでも強い印象を受けた作品。改めて 劇場で観て……感動しました。名作。ぜひ観て下さい。
 産業革命の頃、イギリスに実在したエレファント・マン。「母親が妊娠中、象に踏まれた」という触れ込みで見世物にされていた奇形の男が、一人の医師と出 会い、人間としてこの世を去るまでの物語。
 この彼が、すっごく純真でキュートなのです!!ぜひ、お友達になりたいような人なのです。だからこそ、涙がちょちょぎれてしまうのです。あう〜(T- T)。
 エンドロールを観ながら、やれ痩身だ、美白だ、プチ整形だ言っている我々って何だろうと、しみじみさせられてしまいました。
 本当の善意と、偽善。人間の業深さ。友情。愛――色々な深い要素が折り込まれた作品です。必見!…ちなみに、医師の役を若かりしアンソニー・ホプキンス が演じています。


CRY FREEDOM ◇ 遠い夜明け

 南アフリカ、アパルトヘイト解放運動の知られざる闘士、スティーブ=ビコ と、白人ジャーナリストとの友情、そして戦いを描いた真実の物語。高校の頃、授業時間中に観て、ショックを受けた作品。後からレンタルして観て、感動を新 たにしました。巨匠と呼ばれる監督が作ったもの、また、若き日のデンゼル=ワシントンが主演していると知ったのは最近のこと。ぜひ観て頂きたい。


 DEAD MAN'S WALKING ◇ デッドマン・ウォーキング

 「死人の歩行」って何?…と思った方は、絶対これは観な ければ。必ず字幕版で。吹き替えでは、この言葉が出て来た時の衝撃は味わえないと思います。日本語の面白さや奥深さを感じることは日々の生活で度々あり ますが、英語のすごさを感じるのは、こういう言葉に触れた時。なんというか、本当の意味を和訳しようのない言葉ですね。
 凄まじい内容ながら、そこ、ここに漂う上質なユーモア。すごいとしか、言いようのない作品です。ただ、観るべし。


 レナードの朝

 ……事実は小説より奇なり。泣きましょう。

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