Elephant Man ◇ エレファント・マン
制作二五周年だとかで、デジタル・リマスター版を観ました。その昔、テレビで後半チョコッと観た記憶があ
り、それだけでも強い印象を受けた作品。改めて
劇場で観て……感動しました。名作。ぜひ観て下さい。
産業革命の頃、イギリスに実在したエレファント・マン。「母親が妊娠中、象に踏まれた」という触れ込みで見世物にされていた奇形の男が、一人の医師と出 会い、人間としてこの世を去るまでの物語。 この彼が、すっごく純真でキュートなのです!!ぜひ、お友達になりたいような人なのです。だからこそ、涙がちょちょぎれてしまうのです。あう〜(T- T)。 エンドロールを観ながら、やれ痩身だ、美白だ、プチ整形だ言っている我々って何だろうと、しみじみさせられてしまいました。 本当の善意と、偽善。人間の業深さ。友情。愛――色々な深い要素が折り込まれた作品です。必見!…ちなみに、医師の役を若かりしアンソニー・ホプキンス が演じています。 CRY FREEDOM ◇ 遠い夜明け DEAD MAN'S WALKING ◇ デッドマン・ウォーキング 「死人の歩行」って何?…と思った方は、絶対これは観な ければ。必ず字幕版で。吹き替えでは、この言葉が出て来た時の衝撃は味わえないと思います。日本語の面白さや奥深さを感じることは日々の生活で度々あり ますが、英語のすごさを感じるのは、こういう言葉に触れた時。なんというか、本当の意味を和訳しようのない言葉ですね。 凄まじい内容ながら、そこ、ここに漂う上質なユーモア。すごいとしか、言いようのない作品です。ただ、観るべし。 レナードの朝 ……事実は小説より奇なり。泣きましょう。 |